プリンテックDIYのコピー機には中綴じ製本機がついています.
ブックレットのような中綴じはもちろん,表紙だけ先に印刷して本文と一緒に中綴じにすることもできるので,本格的なコピー本がその場で完成します.
製本機能は無料(コピー料金だけ)で使えるため,料金の面でもお得です.
初めての方,コピー機やプリンタを使った経験の少ない方は,まずはここに記載の方法で,一通り普通のコピー本を作ってみてください.最初から複雑な印刷や製本をするのは,誰にとっても難しいです.
コピー本はどうしても本文の周囲に白い余白が出ますが,プリンテックDIYなら表紙だけは本格的な化粧裁ちができます.
化粧裁ちのための塗り足しを付けて,以下のサイズで表紙の原稿をご用意ください.(データの場合はPDFで出力してください.紙原稿の場合は表紙用原稿用紙をそのままお持ちいただいてもかまいません.)
仕上がり寸法 | データ作成寸法 (塗り足しを含む寸法) |
B4(B5本の表紙) 364×257mm |
370×263mm |
A4(A5本の表紙) 297×210mm |
303×216mm |
塗り足しの部分は断裁で切れますので,タイトルや重要な柄は描かないようにしてください.
まず表紙をコピー(プリント)します.
厚紙やファンシーペーパーはレジで見本をご覧になってお求めになれます.
表紙はフルカラー(1枚50円)をおすすめしたいところですが,1枚10円の2色プリントや単色コピーなどでも使い方しだいでフルカラーに負けない本が作れます.
表紙のコピーが終わったら,レジに声をかけて断裁をご依頼ください.(表紙の4辺化粧裁ちは1回200円です.)
用賀事業所では断裁が同じフロアになって早くなりましたが,お待ちの間にペーパーのコピーなどをされると時間を有効に使えます.
本文は塗り足しなしで,原寸の原稿を作成してください.
データの場合はPDF形式で,できるだけ本文全体を1つのファイルにまとめてお持ちください.(1ページごとのファイルをまとめることもできますが,できるPCが限られているため,混雑しているときは早めに従業員にお申し出ください.)
通常のコピー本と同様,周囲は5~7mm程度白く欠けます.端のほうに描いた絵や文字は出ませんのでご注意ください.
原稿は面付け済みでも,面付けをしていない状態でもかまいません.ただし仕上がりが若干異なります.(下図)
図 本文原稿の作りかた
通常の本の本文は両面コピーなので,本文用紙もコミック紙や書籍用紙などが無料で使えます.見本を見ながら選べます.
断裁の終わった表紙を手差しトレイにセットし,本文の用紙をカセットに入れたら出力をスタートします.あとは仕上がり具合を確認しながら出力が終わるのを待つだけ.操作方法は備え付けの説明書をご覧いただくか,従業員がご案内します.
本のコピーが終わったら,手作業でしかできない後加工などをすることもできます.その他包み紙などはご自由にお使いになれます.
(お持ち帰りの袋などはできるだけご持参ください.)
・自動製本機能が使えるのは,A5,B5,A4の定型寸法だけです.その他の変形判は自動製本できません.
・自動製本機能では,遊び紙(表紙と本文の間に挿入する印刷のない紙)は入れられません.